睡眠ホルモン

脳内物質と睡眠ホルモン

睡眠には、脳内物質の「セロトニン」と「メラトニン」というホルモンが大きな影響を与えていることが、睡眠についての研究でわかっています。

 

セロトニンが増加すると、鎮静作用が高まり、そうなることで精神が落ち着くので、不安な気持ちやイライラ感が解消され、良質な睡眠を取ることが出来ます。
また、メラトニンは、睡眠導入作用があり、別名「睡眠ホルモン」と呼ばれています。

 

このメラトニンは、太陽の光を感じてから15時間前後経過することで分泌される性質があります。
夕方になり、段々と暗くなってくると、メラトニンの分泌量が少しずつ増加した後、夜の間は増加し続け、その分泌量は、深夜2時頃がピークになります。
この分泌パターンは、夜でも明るい室内で過ごすようになった今も変化はありませんが、今後、何千年も先の未来には、変化する可能性があるといわれています。

 

寝起きの悪い人の場合は、このメラトニンの分泌量、又は分泌パターンが乱れている場合があるのです。

 

セロトニンは、メラトニンの分泌を促進してくれる嬉しい働きもあります。
ですから、気持ちの良い目覚めを迎えるためには、この2つのホルモンを上手にコントロールすることが大切なのです。
脳でセロトニンを作るためには、その材料となる「トリプトファン」という成分が必要になります。
このトリプトファンは、牛乳の中から発見された必須アミノ酸のひとつで、牛乳以外にも、肉類やバナナにも豊富に含まれている成分です。
セロトニンは、「満腹中枢を刺激する」という、もうひとつの働きがあります。
そのため、寝起きの悪さを改善する手段として、セロトニンの量を増加させることが出来ると、同時に適度なダイエット効果を期待することも出来るのです。